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奈良の名店、ロクメイコーヒーで感じた「本物」の空気感

2025 10/19
カフェ巡り
2025年10月19日

奈良駅から歩いて数分、商店街の喧騒の中に、ふっと空気が変わる場所がありました。

ガラス張りの開放的なファサード。深いグリーンのタイル。入口にかかる暖簾には「ROKUMEI COFFEE」の文字。ここが、今回訪れたロクメイコーヒーです。

実は、このお店のことは以前から気になっていたんですよね。YouTubeでSCAJ(スペシャルティコーヒー協会)のコンテスト動画を見ていた時、ファイナリストとして名前が上がっていたのをふと思い出して。数々のバリスタがコンテストで賞を獲得しているという情報も耳にしていました。せっかく奈良に行く機会があるのだから、これは行ってみるしかないでしょう。

目次

商店街の中に現れる、静かな異空間

外から見ても、その洗練された佇まいは一目瞭然です。奈良の商店街は、外国人観光客や修学旅行生でごった返していますが、ロクメイコーヒーの前だけは、少し空気が違う。

店内に一歩足を踏み入れると、木のぬくもりと白い壁が織りなす、シンプルで心地よい空間が広がっていました。天井の木目が美しく、間接照明が柔らかな光を落としています。カウンター席の後ろには、色とりどりのカップが並び、その向こうでバリスタの方々が黙々と作業をしている。

そして、予想通りというか、店内はかなりの混雑ぶり。でも、不思議と雑然とした印象はありません。みんな自分のコーヒーと向き合うように、静かに時間を過ごしている。観光地のカフェにありがちな慌ただしさとは無縁の、落ち着いた雰囲気でした。

レジ前に広がる、コーヒーグッズの世界

カウンターに近づくと、レジ前のスペースには豊富な品揃えのコーヒーグッズが並んでいます。

クラフト紙のパッケージに入ったコーヒー豆、リキッドコーヒー、ドリップバッグ。棚にはカラフルなカップやグラス、そしてオリジナルのタンブラーまで。コーヒー豆のラインナップを見ているだけでも楽しくて、思わず時間を忘れそうになります。

壁一面の木製の棚には、産地別に整理された豆のパッケージがずらり。まるで図書館のように整然と並んでいて、選ぶ楽しさを感じさせてくれます。カフェ利用だけでなく、こうしてグッズを眺める時間も、コーヒー好きにはたまらないひとときですよね。

1杯ずつ、丁寧に淹れる光景

せっかくなので、2種類のコーヒーを注文しました。1つは定番のアイスコーヒー、もう1つはデカフェのメキシコ(ホット)です。

ここで嬉しかったのが、ホットコーヒーは注文を受けてから1杯ずつハンドドリップで淹れてくれるということ。カウンター越しに、バリスタの方が真剣な表情でお湯を注いでいく様子が見えます。ゆっくりと、円を描くように。一滴一滴が、カップに落ちていく。

こういう丁寧な仕事ぶりを目の前で見られるって、コーヒーへの期待値をぐっと高めてくれるんですよね。待っている時間すら、なんだか心地よい。店内に漂うコーヒーの香りも相まって、すでに五感が研ぎ澄まされていく感覚です。

まずはアイスコーヒーから

少しして、グラスに注がれたアイスコーヒーが運ばれてきました。深い琥珀色の液体が、氷の中で静かに揺れています。

ひと口飲んで、思わず「あぁ、これだ」と心の中でつぶやいてしまいました。

コクと甘味のバランスが、本当に絶妙なんです。スッキリしすぎて物足りないわけでもなく、かといって重すぎて疲れるわけでもない。深煎りベースのブレンドなのでしょうが、苦味だけが前に出るのではなく、チョコレートのような甘味もしっかり感じられます。

そして何より、飲みやすい。氷が溶けても味がぼやけない、しっかりとした骨格を持ったアイスコーヒーです。「美味しいアイスコーヒー飲んだな」という満足感が、じんわりと広がっていきます。

暑い奈良の街を歩いてきた体に、このアイスコーヒーが染み渡る。これだけでも、来た甲斐があったと思える一杯でした。

デカフェでも、ここまで表現できるんだ

そして、お待ちかねのデカフェ。メキシコ産の豆を使った、ホットコーヒーです。

正直なところ、デカフェって「カフェインを抜いた分、味も物足りなくなるんじゃないか」と思われがちですよね。実際、そういうデカフェも世の中には多い。でも、ロクメイコーヒーのデカフェは、その常識を覆してくれました。

カップに顔を近づけると、ふわっと広がる香ばしい香り。ナッツのような、少しチョコレートを思わせるような。一口含むと、メキシコ産豆の特徴がしっかりと感じられます。まろやかなコクと、ほどよい酸味。酸味も嫌な感じではなく、むしろ全体の味わいを引き締めてくれるような、良い加減なんです。

カフェイン除去の工程を経ているにもかかわらず、豆本来の個性がここまで残っているというのは、焙煎技術や豆の選定へのこだわりの賜物でしょう。デカフェだからといって妥協しない。むしろ、デカフェでもここまで美味しくできるんだという誇りすら感じられます。

アイスコーヒーの深くて飲みやすいコク、デカフェの繊細ながらもしっかりした味わい。どちらも異なる魅力を持ちながら、「美味しいコーヒー」という共通点でつながっている。2杯飲んで、改めてこのお店の実力を実感しました。

ロクメイコーヒーが大切にしているもの

ロクメイコーヒーは、2014年に奈良で創業したスペシャルティコーヒー専門店です。創業以来、「日本一美味しいコーヒーを届ける」という想いのもと、生産地との直接取引や丁寧な焙煎にこだわり続けています。

実際、日本バリスタチャンピオンシップをはじめとする数々のコンテストで、ここのバリスタの方々が好成績を収めているのは有名な話。でも、店内で過ごしてみて感じたのは、それだけじゃないということでした。

店舗のデザイン、接客の丁寧さ、グッズの品揃え、そして何より1杯1杯を丁寧に淹れる姿勢。すべてが、「コーヒーを大切にしている」というメッセージとして伝わってきます。コンテストで勝つための技術だけでなく、日々訪れるお客さん一人ひとりに、本当に美味しいコーヒーを届けたいという想い。それが、この空間全体から感じられるんです。

奈良という観光地にありながら、地元の方にも愛されている様子が、店内の空気感からも伝わってきました。観光客向けに「それっぽさ」を演出するのではなく、本物の美味しさと心地よい空間を提供している。そんな誠実さが、混雑している理由なのでしょう。

デカフェ好きとしても、嬉しい発見

個人的に、デカフェコーヒーに力を入れているお店は本当に貴重だと感じています。

夜でも気兼ねなく美味しいコーヒーを楽しみたい。睡眠の質は保ちたいけれど、コーヒーの味わいは妥協したくない。そんなわがままな願いを、ロクメイコーヒーのデカフェは見事に叶えてくれました。

デカフェだからこそ、焙煎や抽出の技術が問われるのだと思います。カフェイン除去のプロセスで失われがちな風味を、いかに残すか。いかに豆本来の個性を引き出すか。その挑戦を、このお店は真摯に続けているのでしょう。

もし奈良を訪れる機会があれば、ぜひ立ち寄ってみてください。商店街散策のついでに、ふらっと訪れるのもよし。じっくり時間をとって、店内でコーヒーと向き合うのもよし。

ちなみに、ロクメイコーヒーは奈良がメインですが、東京にも店舗があるようです。また、オンラインストアも展開しているので、遠方の方でも豆を購入することはできます。今回飲んだデカフェのメキシコも、もしかしたらオンラインで手に入るかもしれませんね。

コンテストで評価される技術と、日々のお客さんに寄り添う丁寧さ。その両方を兼ね備えたロクメイコーヒーで、あなたなりの「美味しい」を見つけてみてはいかがでしょうか。

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