コーヒー愛好家の皆さん、焙煎の現場を間近で見たことはありますか?今回、神奈川県厚木市にある「南蛮屋ガーデン」を訪れ、普段はなかなか見ることのできない本格的な炭火焙煎の工程を見学してきました。デカフェコーヒー探求者として、そしてコーヒーインストラクター2級取得者として、その体験をお伝えします。
南蛮屋ガーデンとは

南蛮屋は1984年創業の老舗コーヒー専門店で、炭火焙煎にこだわり続けている専門店です。各地にコンパクトな店舗を展開していることでご存知の方も多いかもしれませんが、厚木市にある「南蛮屋ガーデン」は、まさにその本家大元。カフェ、物販、焙煎場、スイーツ販売が一体となった、コーヒー好きにとってのテーマパークのような場所です。

施設構成
- カフェスペース(2階)
- 物販エリア(豆・器具)
- 焙煎工場(見学可能)
- 焼き菓子工房
アクセス情報
- 住所:神奈川県厚木市下依知1-1-1
- 駐車場:施設内に完備
- 定休日:毎週水曜日(祝日の場合は営業)
カフェでの至福のひととき
2階のカフェスペースは、落ち着いた雰囲気の中でゆっくりと過ごせる空間です。今回はパスタセットを注文しましたが、もちろんメインは南蛮屋自慢の炭火焙煎コーヒー。深いコクと豊かな香りが楽しめる一杯で、心地よい時間を過ごすことができました。

窓からは焙煎工場の様子も見え、コーヒーがどのように作られているかを感じながら味わうという、ここでしかできない体験が魅力的です。
圧倒的な品揃えの物販エリア
物販エリアに足を踏み入れると、その豊富な品揃えに驚かされます。
器具類


- 各種カップ・マグカップ
- ドリッパー(様々なメーカー・タイプ)
- 抽出器具一式
- コーヒーミル
コーヒー豆


- 世界各地のシングルオリジン
- オリジナルブレンド
- 季節限定品
- 生豆
特筆すべきは生豆の販売です。自家焙煎を楽しむ愛好家にとって、これほど豊富な種類の生豆を100g単位から購入できる場所は貴重です。デカフェ探求者としても、品質の良いデカフェ豆を見つけることができ、大満足でした。
焙煎工場見学:コーヒー作りの現場に感動
今回の訪問のハイライトは、何といっても焙煎工場の見学です。


見学について
- 見学可能日:月・火・木・金・土曜日
- 時間:15:00〜18:00
- 事前確認推奨:公式サイトで実施予定日をチェック
工場内の様子
大きな倉庫内に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのは輸入された麻袋の山。世界各地から届いたコーヒー豆が、ここで新たな命を吹き込まれるのを待っています。


奥には巨大なフジローヤル製の焙煎機が鎮座しており、その存在感は圧倒的です。手前には今日焙煎予定と思われる生豆の数々が準備されており、ここで焙煎された豆が全国の南蛮屋各店舗に届けられていることを実感できます。

炭火焙煎の魅力
南蛮屋が誇る「炭火焙煎」は、日本独特の焙煎方法です。炭火による遠赤外線効果により、豆の芯まで均一に熱が伝わり、深いコクと豊かな風味を生み出します。ガス焙煎と比較して、より複雑で奥深い味わいが特徴的で、特に深煎りコーヒーに適した方法とされています。

焙煎現場の臨場感
訪問時は幸運にも、焙煎を終えたばかりの豆を冷却している場面に遭遇しました。工場内に漂う芳醇なコーヒーの香りは、まさにコーヒー好きにとっての至福のひとときです。職人の真剣な表情からは、一杯のコーヒーに込められた情熱が伝わってきます。
デカフェ愛好家の視点から
カフェインレスコーヒーを探求している私にとって、南蛮屋のデカフェ豆は注目すべき存在です。炭火焙煎による深いコクは、デカフェ特有の物足りなさを感じさせず、夜でも安心して楽しめる本格的なコーヒー体験を提供してくれます。

購入したデカフェ豆については、後日詳細なレビュー記事を予定していますので、お楽しみに。
まとめ:コーヒー愛好家なら一度は訪れたい聖地
南蛮屋ガーデンは、単なるコーヒーショップを超えた、コーヒー文化の発信基地です。焙煎現場の見学という貴重な体験は、コーヒーへの理解と愛着を深めてくれます。

南蛮屋ガーデンの魅力まとめ
- 炭火焙煎の現場見学ができる希少性
- 豊富な品揃えの物販エリア
- 落ち着いたカフェ空間
- 自家焙煎愛好家にも対応した生豆販売
- コーヒー文化を肌で感じられる体験
コーヒー好きの方はもちろん、普段コーヒーをあまり飲まない方でも、その情熱と技術に触れることで新たな発見があるはずです。ぜひ一度、足を運んでみてください。
営業情報
- 南蛮屋本店:11:00〜18:00
- 南蛮屋カフェ:11:30〜17:00(L.O.16:30)
- 焼き菓子工房:11:00〜18:00
コーヒーを「見て、感じて、飲んで、楽しむ」南蛮屋ガーデンで、あなたも特別なコーヒー体験をしてみませんか。
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