こんにちは、とつきコーヒーです。
今回は南蛮屋でゲットした、ちょっと気になるドリップバッグ「考える人のためのコーヒー」を飲んでみたので、正直レビューしていきたいと思います。
商品名を見ただけで「本当に考える力が上がるの?」って思ってしまいますよね。実際に飲んでみて、その効果のほどを確かめてみました。
南蛮屋について詳しく知りたい方は、こちらの記事もチェックしてみてくださいね。
https://totsuki-coffee.com/nanbanya-garden-coffee-roasting-experience/
「考える人のためのコーヒー」の秘密、トリゴネリンとは?
この商品の最大の特徴は、トリゴネリンを通常のコーヒーの4倍以上温存しているという点です。
トリゴネリンって聞いたことありますか?これは、コーヒー豆に含まれる天然のアルカロイドで、ナイアシン(ビタミンB3)の前駆体なんです。焙煎過程で熱分解されやすい性質があるため、通常の高温焙煎ではその多くが失われてしまいます。
近年の研究では、認知機能や集中力の向上に関与する可能性が示唆されており、まさに「考える人のためのコーヒー」という商品名にぴったりの成分といえますね。
南蛮屋では、独自の低温炭火焙煎によってこのトリゴネリンを温存しているのが特徴です。これによって考えるレベルが向上するのか、期待してしまいますね。

パッケージには「コーヒーに本来含まれる、知的栄養成分、トリゴネリンを独自の低温炭火焙煎で通常のコーヒーに比べ4倍以上温存。ナッツのような個性的風味と柔らかなコクが広がるスマートコーヒーです」と書かれています。
ドリップバッグの詳細をチェック
このドリップバッグは漬け置き式で、14グラム入り。価格は約180円程度でした。

14グラム入っているので、「結構たっぷり入っているな!」というのが率直な感想です。一般的なドリップバッグが10-12グラムなので、かなり充実していますね。
使用している豆は「ブラジル産ブルボン種100%」とのこと。
ブルボン種は、アラビカ種の代表的な品種のひとつで、コーヒー発祥の地エチオピアから伝わった原種に近い品種です。特に甘みとコクのバランスが良く、チョコレートやナッツのような風味が特徴的。ブラジルで栽培されるブルボン種は、標高の高い地域で育つため、酸味と甘みのバランスが絶妙で、多くのコーヒー愛好家に愛されています。
実際に淹れてみました
淹れ方は簡単です。
- コーヒーカップにドリップバッグをセット
- お湯を少々入れて蒸らし(10秒ほど)
- お湯を約130CC投入
- 1-2分漬け置き
- 最後にドリップバッグをフリフリしてエキスを抽出


今回は少し濃い目に抽出したかったので、2分間の漬け置きを実施。その後フリフリを約5回して完成です。
ただ、ここでちょっと気になったことが。お湯の投入量は130CCでしたが、出来上がりは86CCでした。ドリップバッグがかなりお湯を吸収してしまうんですね。

サッと飲む分には問題ないかもしれませんが、ゆっくり味わいたい方には少し物足りないかもしれません。
肝心の味はどうだった?
さて、一番気になる味の感想です。
まず香りですが、ドリップバッグなので粉になっている分、豆の状態と比べると香りは少し控えめな印象です。ただ、これは一般的なドリップバッグと同じレベルで、特に悪いわけではありません。香ばしさはしっかり感じられます。
実際に飲んでみると、最初に感じたのは意外にもしっかりとした酸味でした。ベリー系の酸味かな?その後にふわっと甘味が後味に来るような感じです。
当初、低温焙煎ということから苦味やコクがメインかなと思っていたのですが、予想と少し違いました。
低温焙煎と高温焙煎の違いを調べてみると、低温焙煎では、豆の内部までゆっくりと熱が伝わり、酸味成分が保たれやすくなるんですね。一方、高温焙煎では、酸味成分が分解されて苦味成分が増加します。
つまり、この酸味の感じ方は低温焙煎の特徴だったということですね。
コクはまずまず、程よい感じ。苦味もちょうどよいバランスです。
ただ、漬け置き式なので、通常のドリップ式と比較して、やや細かい粉がドリップバッグから出てしまっているのは仕方ないかな。最後の一口は少しだけえぐみを感じましたが、まあ、ご愛敬といったところでしょうか。
総合評価
各項目を5段階で評価してみました。
香り: ★★★☆☆(3点)
ドリップバッグとしては標準的で、香ばしさは感じられる
味のバランス: ★★★☆☆(3点)
酸味がやや強めで、好みが分かれるかも
コク・ボディ: ★★★☆☆(3点)
程よいコクがあるが、もう少し厚みがあってもよかった
後味・余韻: ★★★★☆(4点)
甘みがふわっと残る後味が心地よい
コストパフォーマンス: ★★★☆☆(3点)
14グラム入りで180円は妥当だが、出来上がり量を考えると微妙
総合評価: ★★★☆☆(3.2点)
まとめ
全体的には、おいしいコーヒーで楽しく飲むことができました。
トリゴネリンが4倍というのは興味深いポイントですが、正直言って「考える力が上がった」という実感は得られませんでした。ただ、これは一回飲んだだけの感想なので、継続して飲んでみると変化があるのかもしれませんね。
味については、低温焙煎による酸味の特徴が印象的でした。香ばしさと甘みのある後味は確かに魅力的です。
南蛮屋の焙煎技術の高さを感じる一杯でしたが、個人的にはもう少しコクが欲しかったかな、というのが正直な感想です。
酸味のあるコーヒーが好きな方や、健康志向の方には特におすすめできる商品だと思います。
皆さんも機会があれば、ぜひ試してみてくださいね。「考える人のためのコーヒー」で、あなたの思考力がアップするかもしれません。
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