夜のコーヒー体験という贅沢
夜にコーヒー屋へ行くのは、私にとってあまりありません。というのも日頃からカフェイン摂取には気をつけているので、夕方以降はなるべく控えるようにしているんですね。でも、せっかく京都へ来たのだから色々挑戦してみよう。そんな気持ちで向かったのが「LOB coffee house」でした。
市川屋珈琲からのご縁
今回LOBへ行ったきっかけは、市川屋珈琲での体験がきっかけです。店内にも情報があったのですが、ふと常連さんの話も聞こえてきて、どうやらこちらのスタッフが独立されたようなんです。市川屋珈琲で働いていた方なら、同じような技術や味わいを引き継いでいるんだろうなと思いました。

それに、市川屋珈琲ではクリームソーダを飲んだので、どこかでコーヒーを飲んでおけばという心残りもあったんですよね。せっかくの機会だし、行ってみることにしました。
アクセスと店舗情報
場所は地下鉄東西線の三条京阪駅から歩いて5分かからないくらいのところにあります。道は難しくないので迷うことは少ないと思いますが、今回は午後6時30分頃に訪れたので、道が暗い印象でした。街灯がポツンとあるくらいの道なので、夜に訪れる際は少し注意が必要かもしれません。

【店舗情報】
- 店名:LOB coffee house(ロブコーヒーハウス)
- 住所:京都市左京区大菊町134-8
- 営業時間:13:00〜22:00(時期により変動の可能性あり)
- 定休日:水曜日・木曜日
- アクセス:京阪三条駅、地下鉄三条京阪駅から徒歩3分
- 席数:カウンター3〜4席、テーブル席4席程度
隠れ家のような佇まい
お店の近くまでやってくると、小さな看板が路面に出ているのが見えました。お店は道路を曲がり、裏路地のような細い道の先に構えています。なんだか隠れ家のようになっていて、住宅の1階を間借りしているような雰囲気も良いですね。

外からは店内の様子がわからないので、ちょっと勇気を出してドアを開けてみました。2名ほどお客さんがいるようですが、まだ入れそう。良かった。店主が招き入れてくれました。
店内の雰囲気
カウンター席に腰を下ろすと、今日の売り切れメニューを教えてくれました。やっぱりここも市川屋珈琲と同じように、フルーツサンドがおすすめのようですが、今日は売り切れとのこと。市川屋珈琲でも美味しそうだったし、やっぱり人気の味なんだなと思いました。
店内は暗めの照明で、とても落ち着いた雰囲気です。音楽は流れていなかったと思います。静かで、自分の時間に集中できる空間でした。カウンター席が3〜4席、2人席が2つほどで、マックス6〜7人くらいが入れる小さなスペースです。

デカフェコーヒーとの出会い
メニューを見てみると、デカフェコーヒーが目に入りました。おっ、と思いました。
実は、デカフェを提供しているコーヒー屋さんはそこまで多くないんです。特に自家焙煎のお店でデカフェを扱っているところは貴重ですね。時間帯が遅かったこともあり、やっぱりなるべく普通のコーヒーは控えたかったんです。
それに、デカフェコーヒーの魅力を発信していて、自家焙煎でデカフェコーヒーを販売している立場としては、やっぱりデカフェを頼みたいなと思いました。
デカフェブレンドコーヒーを注文しました。600円です。
ネルドリップで淹れる丁寧な時間
こちらもネルドリップで淹れるスタイルでした。注文後、豆をミルで挽き、ネルドリップに粉をセットする様子を目の前で見ることができます。
ネルドリップの良さはわかっているものの、その手間を考えるとなかなか自分で淹れる機会は少ないんですよね。ネル全体にお湯を行き渡らせて、初めの抽出液が出てくる様子は、なんだか丁寧にコーヒーを淹れているなという感じがして、見ているだけで癒されます。
大きな店舗だと、席によって淹れてくれる様子が見えたり見えなかったりしますが、こぢんまりした店舗だからこそ、これが逆に魅力だと思います。
デカフェとは思えない味わい

出来上がったコーヒーは、デカフェを思わせない味わいでした。バランスが良く、コクもあります。焙煎度合いで言うと中深煎りでしょうか。程よい苦味とコク、酸味は控えめで、とても飲みやすいんです。
浅煎りに比べると特徴は中立的ですが、この中深煎りのバランスの良さが素晴らしいですね。良い意味で、ながら作業に向いているコーヒーだと思いました。読書をしたり、ブログを書いたり。自分の時間を過ごすのにぴったりです。
人気店の理由を実感
しばしコーヒーを楽しみながらコーヒータイムを過ごしていると、次々と来店するお客さんが。いつの間にか店内はいっぱいになり、席から溢れるお客さんも出てきました。
店主は申し訳なさそうに「今いっぱいなんで」と返答されていました。
時間は夜ですが、こんなにもお客さんが来るなんて。正直びっくりしました。でも、その理由がわかるのにそんなに時間はかかりませんでした。
この空間の魅力
この空間の魅力だと思います。
周りを見渡せば、読書している人など、みんな自分の時間を過ごしていました。私もブログ記事の作成などをしていましたが、初めて訪れたカフェなのに、とても居心地が良かったんです。
隠れ家的なカフェであることも、自分空間としての価値があるのだと思います。小さなスペースだからこそ、会話するというよりは、一人で来て自分の時間を過ごすスタイルがマッチするんですね。
私は小一時間ほど滞在しました。コーヒーも飲み終えたので、お店を出ました。
まとめ:夜のデカフェ体験の価値
とても人気なお店であることが伺えました。京都では珍しい22時まで営業している喫茶店なので、夜コーヒーを楽しみたい人にもおすすめです。
そして、デカフェコーヒーを提供している点も見逃せません。夜の時間帯でも、睡眠を気にせずにコーヒーを楽しめる。これって、コーヒー好きにとってはとても贅沢な体験だと思うんです。
コーヒー散策はまだ続きますが、やっぱり名物のフルーツサンドもまたチャレンジできたらなと思っています。次回は昼間に訪れて、また違った雰囲気を楽しみたいですね。
京都でデカフェコーヒーを楽しめる貴重なお店、LOB coffee house。三条京阪からも近く、隠れ家的な雰囲気も魅力的です。夜のコーヒー体験を求める方、デカフェコーヒーに興味がある方は、ぜひ訪れてみてください。
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