子育てをしながらコーヒーという趣味を大切にしている皆さんへ。今回は少し違った角度から、私たち子育て世代が直面している課題についてお話ししたいと思います。
衝撃のニュース – 65年の歴史に幕
2024年、多くの子育て世代に衝撃を与えたニュースがありました。キューピーが2026年8月末をもって、65年間続けてきた幼児食事業からの撤退を発表したのです。
SNSでは「NOキューピー食、No今の子どもたち」といった声があふれ、多くの親が困惑を隠せません。私自身も、このニュースを聞いたとき、手に持っていたコーヒーカップが少し震えたのを覚えています。
育児の強い味方だった「にこにこボックス」
正直に告白すると、我が家もキューピーの幼児食には本当にお世話になっていました。特に「にこにこボックス」シリーズは、忙しい平日の救世主でした。
レンジで温めるだけで栄養バランスの取れた食事が完成する。子どもも喜んで食べてくれる。そして何より、その間に私は待ちに待ったコーヒータイムを楽しめたのです。
子育て中の方なら共感していただけると思いますが、ゆっくりとコーヒーを淹れる時間を確保するのは想像以上に大変です。豆を挽いて、お湯の温度を調整して、丁寧にドリップする。子どもが生まれる前は当たり前だったこの一連の作業が、今では贅沢な時間になってしまいました。
コーヒータイムが与えてくれるもの
キューピーの幼児食は、そんな私たち子育て世代にとって、趣味の時間を確保するための大切なパートナーでした。子どもが安心して食事をしている横で、ハンドドリップでコーヒーを淹れる。その香りに包まれながらほっと一息つく瞬間は、まさにかけがえのない時間でした。
少子化が映し出す厳しい現実
キューピーの撤退理由として公表されているのは、販売数量の低迷と原材料価格・エネルギー費の高騰です。しかし、その根底には避けて通れない社会の現実があります。
2024年の出生数は過去最少の72万人を記録し、少子化が加速度的に進んでいることです。子どもの数が減れば、当然ながら幼児食の市場も縮小します。コスト高の中で事業を継続することが困難になるのは、企業としては自然な流れかもしれません。
育てやすい社会からの後退
この状況を見ていると、「子どもを育てやすい社会」から少しずつ遠ざかっているような不安を感じます。ベビーフードや幼児食を作るメーカーが一つ減ることで、選択肢が狭まり、親の不安も増します。
信頼できるメーカーが少なくなることで、「どの商品を選べばいいのか」「安心して子どもに与えられるものはどれなのか」といった新たな悩みも生まれそうです。
趣味を続けることは「わがまま」ではない
子育て中でも趣味を続けることは、決してわがままではありません。コーヒーという趣味を通じて、私は日々の小さな幸せを見つけ、心の余裕を保つことができています。
その余裕があるからこそ、子どもと向き合う時間もより豊かなものになるのです。親が笑顔でいることは、子どもにとっても何より大切なことではないでしょうか。
効率化という選択肢の重要性
趣味の時間を確保するためには、効率化できる部分は積極的に効率化する必要があります。幼児食はまさにその代表例でした。
栄養バランスを考えながら毎食手作りするのは素晴らしいことです。しかし、時には「今日は幼児食に頼ろう」という選択肢があることで、心理的な負担がずいぶん軽減されていたのも事実です。
これからどうする? 2026年8月以降への備え
キューピーの幼児食は2026年8月末で生産終了となりますが、約1年半の猶予期間があります。この時間を使って、試行錯誤しながら自分たちに合った新しい方法を見つけていきたいと思います。
一緒に新しい方法を見つけていこう
正直に言うと、どの代替案が最適なのか、今の時点ではわかりません。でも、それでいいのだと思います。
- 他メーカーの商品を一つずつ試してみる:和光堂、ピジョン、森永など、子どもの好みや栄養面を確認しながら
- 冷凍幼児食の可能性を探る:最近の冷凍食品は本当に進化しているので期待しています
- 作り置きレシピへの挑戦:週末にまとめて作る方法も、コーヒータイムとの両立を考えながら試してみたい
試行錯誤を楽しむ気持ちで
何より大切なのは、試行錯誤を楽しむ気持ちを持つことかもしれません。子育てをしながら趣味を続けるには、完璧な答えはありません。
一つの方法がうまくいかなくても、また別の方法を試してみる。そうやって自分たちの家族に合ったスタイルを見つけていけばいいのだと思います。
同世代の皆さんへのメッセージ
子育てをしながらコーヒーやその他の趣味を続けている皆さん、本当にお疲れさまです。キューピーの幼児食撤退は確かにショックなニュースですが、これを機に新しい方法を見つけるチャンスでもあります。
私たちには、子育てと趣味を両立させる権利があります。そして、その両立を支えてくれる商品やサービスを選ぶ権利もあります。
市場が縮小している今だからこそ、私たち消費者の声がより重要になってくるのかもしれません。
一杯のコーヒーから始まる小さな幸せを守るために
コーヒーの香りから始まる小さな幸せ。それを守り続けていくために、工夫を重ねながら子育てライフを楽しんでいきましょう。
キューピーの幼児食がなくなっても、私たちの趣味を楽しむ気持ちまでなくす必要はありません。新しい方法を見つけながら、コーヒータイムという大切な時間を守り続けていきたいと思います。
今日も一杯のコーヒーとともに、充実した一日を過ごしましょう。
このブログでは、子育て世代のコーヒーライフについて継続的に発信しています。同じような境遇の方々との情報交換や体験談の共有を大切にしながら、みんなで子育てとコーヒーを楽しめる方法を見つけていければと思います。
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