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サザコーヒーのデカフェを飲んでみた。コスパ良好、夜にゆっくり楽しみたいコロンビア産の深いコク

2025 12/12
コーヒー
2025年12月12日

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この記事を書いた人

プロフィール とつきコーヒー|都内勤務のサラリーマン・コーヒーインストラクター2級。共働きで子育て中。自家焙煎デカフェコーヒー豆を販売しながら、カフェインレスコーヒーの可能性を探求中。Xやnote、ブログで情報発信しています。

サザコーヒーのデカフェを試してみた

サザコーヒーという名前を聞いて、すぐにピンとくる方はどれくらいいるでしょうか。スターバックスやドトールのような全国チェーンと比べると、もしかしたら一般的な知名度はそこまで高くないかもしれません。

でも、コーヒー専門店としての規模や取り組みを見ると、かなり本格的なロースターなんですよね。私がサザコーヒーを知ったのは、SCAJでの出展がきっかけでした。

ホームページを覗いてみると、自社農園を持っていたり、高品質なスペシャルティコーヒーから手に取りやすい価格帯のものまで、幅広いラインナップを展開しています。二子玉川に用事があったので、店舗に立ち寄ってデカフェ豆を購入してみることにしました。

今回飲んだのは「カフェインフリー」コロンビア

購入したのは、コロンビア産の「カフェインフリー」200gで、価格は1,598円(税込)です。デカフェとしてはかなり手に取りやすい価格帯ですね。

サザコーヒーのような規模のロースターなら、豆の仕入れでスケールメリットを出せるからこそ、この価格設定が実現できるのだと思います。この価格帯は素直に「安い」と感じました。

商品名を見て、ちょっと気になったことがあります。「カフェインフリー」という表記なんですよね。パッケージを見ると、カフェイン除去率は99.9パーセントと書いてある。厳密に言えば、99.9パーセント除去なら「カフェインレス」という表記のほうが正確なのかなと思ったりもします。

ただ、消費者にとってわかりやすい表現を選んでいるのでしょう。実際、カフェインがほぼ入っていないという点では変わりませんし、「カフェインフリー」のほうが、夜でも安心して飲めるというイメージが伝わりやすいのかもしれませんね。

ちなみに、パッケージにはデカフェの製法についての記載はありませんでした。スイスウォーター製法なのか、マウンテンウォーター製法なのか、そういった情報があればもっと面白かったなとは思います。でも、味わいで勝負というスタンスなのかもしれませんね。

豆の状態をチェック

袋を開けて豆を見てみると、焙煎度合いは中煎りから中深煎りといったところでしょうか。デカフェ豆って、カフェイン除去の工程で水分を含むためか、普通の豆よりもやや黒く見えがちなんですよね。だから、見た目だけでは正確な焙煎度を判断しづらいところがあります。

豆の大きさは揃っていて、形もきれいです。香りは、開封した瞬間にふわっと広がる感じではなく、落ち着いた印象。デカフェらしい控えめな香りですが、嫌な感じは全くありません。

実際に淹れてみた

今回はハリオのV60を使ってハンドドリップで淹れました。

抽出条件はこんな感じです。

  • 豆の量:20g
  • 抽出量:240ml
  • 豆とお湯の比率:1:12
  • 抽出時間:約3分
  • お湯の温度:85度

お湯の温度について、ちょっと面白いことに気づきました。パッケージの裏面を見ると、「このコーヒーのおいしい温度は Drip by 80〜85℃」と書いてあるんですよね。

普段、私はケトルでお湯を沸かした後にサーバーに移すんですが、そうすると自然に90〜95度くらいになります。これが一般的なドリップに適した温度なんですよね。でも、85度となると、結構温度が低いなという印象です。

一般的に、お湯の温度が低いと酸味が引き出しやすく、高温だと苦味やコクが強調されると言われています。つまり、この推奨温度は、コロンビアらしい甘みや酸味を引き出すためのアプローチなのかなと思いました。

飲んでみた感想

さっそく一口飲んでみると、まず感じたのは飲みやすさです。ドリップの時点で温度が下がっていたこともあって、最初から口当たりが優しいんですよね。

味わいは、コロンビアからイメージするような尖った酸味というよりは、甘みを感じるバランスの取れたコーヒーです。しっかりとしたコクもあって、デカフェ特有の物足りなさは全く感じません。

個人的に印象的だったのは、ややスパイシーさを感じたこと。これがコロンビアらしい個性なのか、焙煎の妙なのか、面白い味わいでした。

そして、温度が下がってくるにつれて、コロンビア特有の甘みがじわじわと顔を出してきます。最初の飲みやすさから、徐々に甘さと深みへと変化していく。この味わいの変化を楽しむなら、夜のコーヒータイムでゆっくり時間をかけて飲むスタイルがぴったりだと思いました。

こんな人におすすめ

サザコーヒーのこのデカフェは、次のような方におすすめです。

コスパの良いデカフェを探している方には、特に良い選択肢だと思います。200g 約1,600円という価格は、コーヒー専門店のデカフェとしてはかなりお得です。

デカフェだからといって妥協したくない方にも。通常のコーヒーと遜色ない味わいで、しっかりとした満足感が得られます。

夜にコーヒーを楽しみたいけれど、カフェインが気になる方にも最適ですね。バランスの取れた味わいで、一日の終わりにほっと一息つかせてくれます。

リピート購入も十分にありだと思います。ただ、サザコーヒーには本当にいろんな豆が置いてあるので、デカフェに限らず他の豆も試してみたくなる、そんなラインナップの豊富さも魅力です。

夜にゆっくり楽しみたいデカフェ

コーヒーは今日の活力、デカフェは明日の活力。

サザコーヒーのこのデカフェは、まさに「明日の活力」を支えてくれる一杯だと感じました。深いコクとコロンビアらしい甘み、そしてほんのりとしたスパイシーさが、一日の終わりに豊かな時間を過ごすことができました。

夜にコーヒーを飲みたいけれど、カフェインが気になる。そんな方には、ぜひ試してほしいデカフェです。ゆっくり時間をかけて、温度の変化とともに味わいの変化も楽しんでみてください。

デカフェでこの味わい、この価格なら、日常使いにもぴったりです。きっと、夜のコーヒータイムが、もっと豊かなものになるはずです。


コーヒーは今日の活力、デカフェコーヒーは明日の活力。

今日楽しんだコーヒーの余韻を、夜はデカフェで味わいませんか。とつきコーヒーでは、睡眠を妨げない高品質なデカフェ豆をオンラインショップでお届けしています。

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デカフェコーヒー専門家、コーヒーインストラクター2級。
「普通のコーヒーは今日の活力、デカフェコーヒーは明日の活力」をコンセプトに、様々なコーヒーの魅力を発信しています。
カフェ訪問、コーヒーグッズレビュー、コーヒーレビューなど、コーヒー好きが綴る生の体験記をお届けします。

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